キャラクター
名前:ジェニファー・シンプソン
出典:クロックタワー
年齢:14歳
職業:孤児院の少女
ジェニファー、悲運の少女
いわゆるホラーゲームの主人公達はシナリオの都合上理不尽な目に合わされることが多いですが、ジェニファーもそのひとり。むしろ特に理不尽度は高いかもしれません。
孤児院で育った少女ジェニファーは、同じく孤児の友人たちとともに、バロウズという男に引き取られることになります。
ところがたどり着いたバロウズ邸は、謎の男が巨大鋏を持って追いかけてくるし人形や鳥やゴキブリに襲われるしのドッキリビックリハウスで、友達共々散々なことになってしまう、というストーリー。(かなりマイルドな説明ですが)
ホラーゲームや映画の登場人物は「自然の流れのまま巻き込まれるタイプ」と「肝試しなどをしていたら踏み入れてしまったタイプ」がいると思いますが、ジェニファーは完全に前者のタイプ。
しかも引率である孤児院の先生までグル(というか主犯)なんだから、そりゃあ逃れようがありませんよ。ああ、不運な少女だ。
ジェニファー、意外とタフ
そんなジェニファーですが、本当によく死にます。いやまあホラーゲームだから当然かもしれませんけど。
シザーマンに刺されるのはまあいいとしても、もう少し頑張れよジェニファー! という場面が多々ありまして、プレイヤーをやきもきさせること間違い無し。もちろんそれが狙いなんですが。
しかし思いもよらないところで、意外性を見せつけてもくれるジェニファーさん。
これはもう無理だろ! というような場面では逆に素晴らしい判断と行動で、窮地から逃げ切ることもあります。逆境に強いのかな?
最初こそ操作に慣れていないと恐ろしいシザーマン(と愉快な屋敷の仲間たち)ですが、プレイに慣れてくるとジェニファーの機転も相まって、まるで遊園地の一角で走り回っているかのようにバロウズ邸の散歩を楽しめるようになります。
とはいえ油断してフラグ立てを忘れると、すぐにバッドエンドになるので注意しましょう。
ジェニファー、本当に14歳?
どちらかといえば今作は、バイオハザード等のような「化物系ビックリホラー」ではなく、「精神的サイコホラー」の恐怖感のほうが強い気がします。……一部化物系もいますけど。
そんなサイコアタックを行うバロウズ邸の面々を前に、腰を抜かしたり逃げ出したりする様から、結構年相応の女の子なのかもしれません。たまに策士なところはありますが。
だけどジェニファー、顔グラフィックが14歳には見えないんですよねぇ。
落ち着きすぎというか、大人びてるというか。
孤児院暮らしで苦労を重ねてきた、ということでしょうか。
……ところで顔グラフィックといえば、個人的にこのゲームで一番怖かったのは、メアリー先生の顔グラフィックでした。
ホラーゲームの大切なポイントを持っていくメアリー先生、さすがです。
担当:N